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ご自分のカラダと対話できてますか

 我々とカラダの関係は、言うなれば親子のような関係に似ているかも知れません。そっと主張しているのに何も聞かずにいきなり叱りつけたり、またむやみに甘やかしすぎてもいけないのです。声なき声に耳を傾け、時にはきびしく時には慈しむように労ってください。

 どんなときでもカラダはあなたに応えようとしています。

筋肉のはなし

2013.12/筋肉のはなし/#muscle

 筋力を超える負荷のかかった運動をすると、筋肉は損傷します。そして筋肉を修復するときには前よりも少し太くしてくれます。身体側からすれば『お?この人はここの筋肉使うんだな?よーし!』という判断なのでしょう。これが筋肉トレーニングです。

 また、傷ついた筋肉を修復するときに使われるのが成長ホルモンなのです。子供のころにお世話になったっきりで、大人には無縁のホルモンだと思ってらっしゃる方も多いと思いますが、ところがどっこいまだまだ彼ら成長ホルモンに手助けしてもらわなくてはいけないケースがたくさんあります。 それはいま盛んに騒がれているロコモやメタボなのです。

 ロコモとは手や足等の運動器に障害があり、介護が必要な状態に陥ってしまう状態の事をいいます。そして成長ホルモンは軟骨の生成や骨の新陳代謝に深く関わり、そのロコモに対抗するために大切な存在なのです。足や腰などの間接が痛くなっても可能な限りの運動を勧められるのはこういう理由だったのです。

 またメタボに対しては、この成長ホルモンがなんと脂肪を燃えやすい脂肪酸に変え、なおかつ内臓脂肪も減らしてくれるのです。 何歳になっても成長ホルモンにはお世話になりたいものです。そのためには自分にあった運動でいいのでできる限り筋肉を使うようにしましょう。

体液のはなし

2013.12/体液のはなし/#blood

 あらゆる生命組織は水に浸かっています。もちろん人体組織も同じく、体液を通して物質の交換やガス交、組織同士の連絡、異物の駆除なんかをしています。 そうして体内の環境を一定に保とうとする調節機能をホメオスタシスといいます。

 そしてそれら体液の成分組成は、太古の海の完璧な複製だと言われています。 外なる海から持ち込んだ環境を体内にもつ身体は、その内なる海にたくさんのビタミンやミネラルを溶かし込んで循環させています。

 現代人は、知らず知らずの間にその海の環境を薄め、さらに真水を足すような事をしがちです。 そうなる前に、その内なる海にビタミンやミネラルが過度に失われるのを阻止し、不足した分は補給し続けなくてはなりません。

息のはなし

2013.12/息のはなし/#breath

 腹式呼吸やヨガの呼吸法は古来より身体によいとか睡眠にいいとされていましたが、一般的には科学的根拠に乏しく実際に体験した人のみがよしとする、いわば迷信めいたものだとお思いの方も多いでしょう。

 ですがここ近年、呼吸と体内の環境について様々な研究がすすみそのメカニズムや効果が解明されてきました。

 肺は胸腔とよばれる空間内に収まっています。その胸腔の内側には圧力を感知する圧受容体というセンサーがあることがわかってきました。そのセンサーは息を吐く時、萎縮された肺に押される形でを胸腔内圧感知します。すると静脈の血流量が増加して血圧が下がったり、副交感神経を刺激します。

 つまり深い呼吸は落ち着きを取り戻したり、睡眠しやすい状況に持っていってくれたりします。 またゆっくりとした呼吸は血中に炭酸ガスをためやすいといわれています。体内の脂肪酸を燃やす酸素は赤血球にくっついた状態では何も役に立ちません。その時に役にたつのが炭酸ガスです。適度な酸素と二酸化炭素の濃度を保つにはゆっくりの呼吸がいいというわけです。

 現代人は浅い呼吸の方が多いと言われています。気がついたときに是非深い呼吸をしてみてください。冷えがある方は、手足が温かくなるのがわかることもあります。

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